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MAX-1 保護管
MAX-1は耐熱ステンレス鋼SUS310SにMAX処理を施した製品で、高温時においてこの拡散合金層の働きにより、粒界腐食による酸化を防ぎ合金層(アルミ含有量約50%)は高温において硫化系ガスに対しても優れた耐食性を発揮します。
また、フェライト系耐熱鋼SUH446にMAX処理を施した「MAX-1-27」は、更に耐硫化系ガスを強化した製品です。
MAX処理
溶融アルミニウムめっきした後、低温で表面のアルミニウムを素材に拡散浸透させ、合金層に変化させる方法です。
通常、溶融アルミめっきの二次拡散は800℃以上の高温で長時間処理を行うため、製品の変形や材質の劣化を招き、薄物や調質された製品には適用できないという欠点がありました。
MAX処理は700℃以下で短時間で拡散し、合金層に変化させると同時に30μm前後の寸法コントロールが可能となり、機械加工された製品への対応ができるようになりました。
MAX処理の基本的な特徴
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母材内部にアルミニウムが浸透し、合金層が形成され、
その最表面は酸化皮膜(Al2O3)で覆われている。
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耐高温酸化性に優れている。(溶融温度は約1160℃)
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耐磨耗性に富んでいる。(HV 800~1000)
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耐焼付き、カジリ性に優れている。
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高い寸法精度が得られる。(30μm前後でコントロールできる)
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耐海水性に優れている。
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耐硫化性に優れている。
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応力腐食割れが防止できる。
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溶接も可能である。
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