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シース熱電対とは、金属シースと熱電対素線の間を高純度マグネシア粉末で固く充填し、気密状態に仕上げられた熱電対のことをいいます。
シース熱電対には、下記の特徴があります。

1.応答速度が速い
保護管付熱電対に比べて 外径を細くすることができるので、小さな測定物にも挿入出来ます。
また、熱保有量が極めて少ないため、微小な温度の変化に対して、応答性が優れています。
2.優れた 曲げ特性・耐衝撃性・耐食性
シース外径の5倍以上の半径で屈曲できるので、取付や設置などが比較的容易にできます。
また、機械的強度もあり、熱電対素線が外気から遮断されているので、酸化および腐食性雰囲気での使用にも耐えます。